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草の根・人間の安全保障無償資金協力

3月にフィンランド政府と日本政府へ資金援助の申請をしていました。
詳しくは「ラストスパート」、「ラストスパート②」、「ラストスパート③


草の根・人間の安全保障無償資金協力とは
日本の外務省がODAを使って行っている無償の資金援助で
クリニック、学校、井戸の掘削など個人の利益ではなく、コミュニティの利益として
さらに地域の草の根レベルで行っているプロジェクトです。

詳細はこちらの外務省の発行しているパンフレットで。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/kaigai/human_ah/pdfs/kusa_pamplet_jp.pdf



3月の終わりに私自身が速達配達人となって、首都ルサカの在ザンビア日本大使館へ
プロポーザルを提出してからやく4ヵ月…



先週に在ザンビア日本大使館の担当者の方から
DESTINY COMMUNITY SCHOOLプロポーザルの日本の外務本省の最終承認がおりた
との連絡がきました。


す な わ ち …


私たちの校舎建設の資金援助申請が通ったということです。



申請した内容は以下の通り

◆1×5 Classroom Block (5教室) ※それぞれの部屋の壁には黒板を設置

◆110cm Desk-Bench × 80 (椅子と一体型の机(幅110cm)80個) ※これで240人の生徒はすわれます。

◆Ablution Block (おトイレ)


さらにトイレは水・電気の通っていない地区ですが、
公衆衛生を考えて井戸を掘って手押しパンプから水を貯めることにより
生徒たちが水洗トイレ+洗面所で手を洗えるよう設計をお願いしてありました。

これが今使ってるトイレ
toilet.jpg

特に「水道の通っていない学校に水洗トイレを作る」このトイレについては
日本大使館から何度もきびしい質問がでましたが
子どもたちの衛生、
「自分で一生懸命書いたノートで拭く」っていうことはもうしてほしくないという一心で
建設会社と何度も井戸の深さを調査したり、排水設備の意見を出し合ったり
プランを作るのに一番苦労しました。

建設、水道設備の知識ゼロ+さらには英語でこのやりとりをしたため
日本から持ってきた辞書は完全に壊れ、おかげで今では辞書なしの生活をしていますが。



昨年の1月、赴任して初めて配属先の学校を見た時、
ザンビア人の同僚やダイレクターの前では何ともない顔をしていたけど
日本の学校との違いにただただびっくりして言葉がなにも出なかったのを憶えてます。

校舎も机も黒板も教科書も(先生も)十分にない学校を見て
さらに自分が教えるようになってからは
教会のベンチを向かい合わせに並べて腰をかがめて一生懸命授業を受けている子どもたち、
010_20110809003936.jpg
教科書を貸し合いっこしながら短いチョークで一生懸命授業をしている先生たちに

校舎も充分な備品がなくても、
 教える気持ちのある先生と勉強をしたい生徒たちさえいれば
 "学校"っていうのは成り立つんだ


ということを学ぶ毎日でした。



私自身もブロックにすわったり(笑)→これ、今では先生たちの間でも笑い話
オフィス

せまい教室にみんなで汗をかきながらぎゅうぎゅうになったり、
チャーチメンバーに追い出されたり…

屋根が飛ばされたり

1時間以上かけて通ってくる生徒がいるのに教会の都合ですぐ帰らせてしまったり…

黒板の数が足りなくて、真ん中で線をひっぱって2学年同時に授業をしたり…


いろーんなことがあって、
そのたびに生徒も先生もみんな一緒になって乗り越えてきました。

改めて「ザンビア人は強いな」と感じていたけど

そんな生徒たちが、屋根の飛ばない教室で安心して
みんなちゃんと机にすわって、
それぞれの学年分ある大きな黒板で、
穴じゃないトイレを使って終わったあとはみんな手を洗って

日本にいたら当たり前だけどそんな学校生活を送ることができるのかと思うと
わくわくします。


8月15日にダイレクターとルサカの日本大使館へ
Grassroots Grant Project Contractという契約締結・署名式へ参加し、
そのあと本格的にプロジェクトが始動します。

私の残された任期は4ヵ月半くらいで、
残りの任期の間に校舎の完成を見届けられるかはわからないけど
もうひとつ、私に残された新しい課題は
学校の中身をつくること」です。

「校舎」という外見は援助でいくらでもつくることは可能だけど
「いい学校の雰囲気」「マネジメント」「先生・生徒たちの意欲」
これらはどんな援助でも作れない。

ODAを使った日本政府からの援助を受ける以上、
それをムダにしないために、どれだけ良い学校が作れるか。

先生もダイレクターも今回の援助の話には大喜びでした。
が、これからみんなでより一層中身の伴った学校づくりをしていなければいけないなと感じています。



とはいえ、本当に本当にうれしい報告。





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おめでとう

良かった。本当に良かった。嬉しいです。なでしこJAPANが世界一になった時も泣いたけど、今又 嬉し泣きです。
初期のブログで沢山の苦労話を読んだけど全て吹っ飛びました。
又 大事なのは学校の器ではなく 中身だ・・・と。 実に感心。
加えて トイレの話。素晴らしいです。手動水洗方式・・・素晴らしいアイデアだと思います。今や飛行機にもウォシュレットが搭載される時代です。
例え コッパーベルト州の一部地域でも この手動水洗方式に慣れた子供たちが次に一か所でも二か所でも拡げて行ければこんな素晴らしい事は
ありません。
残り少ない任期ですが 怪我・病気には充分気をつけて頑張ってください。

おめでとう!

最終承認おめでとう!!!
自分のことのようにうれしいです。
うれしくて鳥肌立ったよ!
もしあいあいが校舎完成に立ち会えなかったら、
私が見に行って写真送るよ!!(3月までに完成すれば…)

No title

頑張っているね。
あいこのしていることで、沢山の子供達がよりよい教育を受けれるようになったらいいね。
感動しました。
体には気をつけて、また何か欲しいものあったら連絡してね。

がんばってるね!

あいあい、久々にブログ拝見しました。Facebookにあがってたの見てきました。すごい!子どもたちも先生たちも大喜びだろうね^^
同じアフリカでも、ここガーナは校舎やいす、机など、そういう設備は比較的整っている方なんだなぁと、あいあいの配属先を見て思ったよ。子どもたちは勉強よりも遊びたがるし、先生も教える意欲がないことはないけど、そんなに熱心には見えないし、子どもたちのことをLazyだと堂々と言うし、(お給料が安いから教えようという意欲も低くなってしまってるのかも)学びたいという子どもたちと、教えたいという先生がいれば、それだけで学校は成り立つって言葉、何だかすごく考えさせられたよ。ありがとう。

No title

Paul>>ありがとう。自分でもあのブログを書いてて「いろいろあったんだなぁ」と改めて実感した。笑 ウォシュレットにはまだほど遠いけど、少しでも衛星面が改善されればいいね。


りっちゃん>>ありがとう!そうだよね、りっちゃんは一度学校見てくれてるもんね!うん、あたしの帰国に間に合わなかったら写真頼むっ!!笑


なぎ>>ありがとうね。そうだ、あたし返事書くっていってあれから書いてなかったね。なぎこそ、もしザンビアからほしいものあったら言ってね。なんでも送るよ。


むくちゃん>>ひさしぶり!まぁね、こっちも先生も生徒もLazyだよ。こっち来るまでは子供たちはみーんな学校に行きたいんだと思ってたら仮病使って休むわ、「親の葬式だ」ってひどい嘘ついて休むし。帰ったらむくちゃんともまたいろいろ語りたい。
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あいあい

Author:あいあい
■性別:♀
■出身地:千葉
■派遣先:ザンビア チンゴラ
■職種:青少年活動

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